無題

朝目覚める度に　きみの抜け殻がそこにいる
ぬくもりを感じた　いつもの背中が冷たい

苦笑いをやめて　重いカーテンを開けよう
眩し過ぎる朝日　僕と毎日の追いかけっこだ

あの日見せた泣き顔　涙照らす夕日　肩のぬくもり
消し去ろうと願う度に　心が身体がきみを覚えている

Your love forever
瞳を閉じて　きみを描くよ　それだけでいい
たとえ季節が僕の心を　置き去りにしても

いつかはきみのこと　何も感じなくなるのかな
今の痛み抱いて　眠る方がまだいいかな

あの日見てた星空　願いかけてふたり探した光は
瞬く間に消えてくのに　心は身体はきみで輝いてる

I wish forever
瞳を閉じて　きみを描くよ　それしか出来ない
たとえ世界が僕を残して　過ぎ去ろうとしても

Your love forever
瞳を閉じて　きみを描くよ　それだけでいい
たとえ季節が僕を残して　色を変えようとも

記憶の中に　きみを探すよ　それだけでいい
なくしたものを越える強さを　きみがくれたから
きみがくれたから


　　　　　　　　　　　　　平井 堅　　瞳をとじて



西暦２３６４

世界の歪みを正そうと戦いに参加した元地球邦軍技術顧問と赤毛の科学者の間に生まれた子、
彼の名前がグラハムだったらいい

彼に命を与え慈しみ育ててくれた両親の元に、誇り高く笑って帰ってくる息子だったらいい